モルフォセラピーとは
(花山水清メールマガジンより転載+一部追加)
モルフォセラピーとは、腰痛からがんまで家庭で治せるようにすることをめざすものである。
腰痛などさまざまな不快症状は、本来あるべき位置から背骨がズレていることが原因だと考えられる。
そのため、それらの症状を取り去るには、ズレた背骨を手技によって正しい位置に戻す必要がある。
背骨のズレがさまざまな症状を引き起こすという考え方自体は、
古代ギリシアのヒポクラテスの時代からあった。
「モルフォセラピー」では、背骨のズレは外的な要因ではなく、内的な要因、
つまり、化学物質の影響が大きいと考える。
もちろん、現代の環境には、古代ギリシアの時代とは比べ物にならないほど、
大量の化学物質が存在する。
そのため、現代人は古代ギリシア人とは違って、背骨が大変ズレやすくなっているのである。
確かに、ヒポクラテスの時代から見れば、現代の医学は飛躍的に進歩している。
しかし、その現代医学の粋を集めてみても、頭痛や腰痛を始め、がんに至るまで、
解決できない病気は増え続けているのである。
現代医学には、背骨のズレが多くの症状を引き起こすという考え方がないことも一因だろう。
実際、背骨のズレが関与する症状は驚くほど多種多様に存在している。
それらの症状が、背骨のズレを矯正するだけで、その場で解消してしまうことは度々ある。
このような背骨のズレと症状との関係については、
あらゆる民間療法で語られてきたことであるから、
決して目新しい話ではない。
では、「モルフォセラピー」と他の民間療法とでは何が違うのか。
その大きな違いは、「背骨は左にしかズレない」という規則性を発見した点である。
ある療法の創始者は、「骨のズレを治せば、病気の95%は治る」と豪語したというが、
この規則性を知らずして、95%の治癒などあり得ないことなのだ。
背骨のズレの規則性、すわなち人体における規則性の発見は、
単に民間療法のスキルの問題に留まることなく、
サイエンスのテーマとなり得る。
サイエンスとして捉えることで、背骨のズレの原因に対しても、
科学的なアプローチが可能となる。
さらに、背骨のズレに規則性を発見したことによって、新たな発展もあった。
プロの施術者であっても、背骨のズレを正確に探しだすことはむずかしいものだが、
背骨がズレる方向に規則性があることがわかれば、ズレを一つ一つ探す必要がなくなる。
つまり、上の骨から順番にルーティンで戻していけば、矯正が完了してしまうのである。
おかげで、背骨のズレの矯正は、全くの素人でも簡単に行えるようになった。
また、その技術にも改良が加えられ、施術時に使う力はグラム単位になった。
この改良によって、「モルフォセラピー」は以前にも増して極めて安全なものとなったので、
家庭でも安心して実施していただけるはずである。
ご存じの通り、病院に行っても、すっきりと治らない病気は数多く存在する。
その多くが、背骨のズレによる症状である可能性は、極めて高いと私は考えている。
しかし、背骨のズレによる症状は、病院の検査では原因が特定できないため、
精神的なストレスのせいにされてしまうことが多い。
それでは、いつまでたっても治ることはない。
ところが、背骨のズレの規則性を知ることで、ズレによる症状なら、
だれもが気楽に家庭で対応できるようになった。
今や、「腰痛からがんまで家庭で治す」という私の目標も、
かなり実現に近づいている。
そして、今後は、「体の不調は全て自分自身の手で治せるようにする」ことが、
最終目標となったのである。